韓国物販では、資格がないと日本で販売することができない商品が多々あります。知らずに販売してしまうと、メルカリアカウントがいきなり垢BANされてしまうことも。
【POINT】以下のジャンルは、法律で仕入れおよび販売が制限されています。
- 食品等
- 薬事法上制限されている商品
- 知的財産権上禁止商品
- 偽ブランド
利益商品を学ぶのももちろん大切ですが、仕入れてはいけないNG商品を学ぶのも同じくらい大切です。
今回は、韓国物販で仕入れが禁止されている商品の具体例を取り上げながら、禁止の理由まで詳しく解説します。
韓国物販で仕入れNG商品とは?
韓国物販を含め、海外から商品を輸入して日本で販売する場合、トラブルを防ぐために様々な法律が設けられています。
その法律で取り扱いが制限されている商品を無許可で販売してしまうと、最悪の場合メルカリアカウントが削除されてしまう可能性も低くありません。
仕入れを避けるべき禁止商品やリスクが高い商品を事前に理解して、無駄な仕入れをしないようにしましょう。
韓国物販での仕入れNG商品の具体例
韓国物販で仕入れが禁止されている商品を1つずつあげるとキリがないので、今回は初心者が誤って仕入れてしまいがちな商品に絞って解説します。
主に以下の4つのジャンルの商品は法律で仕入れが禁止されているので、仕入れて日本で販売してはいけません。

食品衛生法上禁止商品
厳密に言うと「輸入が禁止」されているわけではないですが、海外の食品等を日本で販売する場合は法律に基づいた届出および審査や検査が必要となるので、初心者が販売するのはハードルが高いかなと思います。
食品衛生法に基づく輸入手続
販売又は営業上使用する食品等を輸入する場合は、その安全性確保の観点から食品衛生法(以下、法という)第27条に基づき、輸入者に対して輸入届出の義務が課せられています。輸入届出を行わない食品等については、販売又は営業上使用することはできません。
届出は検疫所で受け付けており、食品衛生監視員が適法な食品等であるかの審査や、検査の要否の判断を行います。対象となる食品等とは、食品、食品添加物、器具、容器包装及び乳幼児用のおもちゃです。
出典:厚生労働省
韓国で販売されている食品
韓国で販売されている食料品は全て仕入れNGです。
自分で消費する分にはもんだありませんが、日本で販売するとなると審査および検査を行った上で日本語表記のラベルを貼る必要があります。
タンブラーやコップ

タンブラーやコップ、食器類など口を付けるものは仕入れNGです。
特に韓国のスターバックスコーヒーやダイソーで販売されているタンブラーやコップは、日本で発売されていないモデルも多いので仕入れたくなるかもしれません。
ただ法律上は「食品等」に分類されるので仕入れ禁止の商品になります。
乳幼児の口に入る可能性があるおもちゃ
仕入れNG商品で意外と見落としがちなのが、『乳幼児用のおもちゃ』です。
厳密に言うと、6歳未満の子供を対象としているおもちゃになります。
これは手にしたおもちゃを口に入れたり舐めたりしてしまう可能性があるので、安全上の観点から禁止されています。
韓国のおもちゃは日本で未発売のものも多く、利益が出やすいジャンルなので仕入れる際は特に注意しましょう。
薬機法上禁止商品
医薬品や化粧品も食品と同じように、薬機法によって輸入や販売が厳しく制限されています。
むしろ、食品よりも遥かに制限は厳しいので、韓国物販では医薬品や医薬部外品、化粧品、サプリメントを仕入れるのはおすすめしません。
医薬品や医薬部外品
韓国の医薬品等を日本で販売するためには、医薬品製造販売業許可や製造業許可、品目ごとの製造販売承認などの許可や承認を取得する必要があり、これは一個人が手軽に取得できるような資格ではないため諦めましょう。
化粧品やサプリメント
最近は韓国のコスメやサプリメントが日本で人気なので、仕入れて日本で販売したくなるかもしれませんが、必要な資格を持っていない場合は仕入れNGです。
韓国コスメを日本で販売する場合に必要な資格と届出は主にこちらの2つの許可が必要になります。
- 化粧品製造販売業許可
- 化粧品外国製造販売業者届
どちらも個人で取得するにはハードルが高いので、他の商品の仕入れに力を注いだ方が無難です。

僕も一時期この許可を申請しようとしたのですが、薬剤師の資格が必要だったり規約に則った保管場所の確保が必要だったりで結局断念しました😅
韓国のコンバース
韓国で販売されているコンバースは、伊藤忠商事が「知的財産権」と「商標権」を持っているため、無許可で販売してしまうと知的財産権の侵害となってしまう可能性があります。
当然、普通に申請しても許可がおりるわけがないので仕入れはNGです。
偽ブランド商品
偽ブランド品を仕入れて販売するのは絶対にNGです。
法律でも禁止されている上、メルカリの規約にもはっきり記載されています。
メルカリでは、ブランド品の偽物や正規品と確証がない商品の出品を禁止しています。
ブランド品の偽物を販売、譲渡する行為は商標法、意匠法、著作権法などの法律で禁止される違法行為であり、懲役10年以下、罰金1000万円以下の刑罰が科される可能性があります。
偽物の出品は絶対におやめください。正規品かどうか不確かな場合も出品をご遠慮ください。
「パロディ」「偽物」などと明記したとしても法律で禁止されていますので、絶対に出品しないでください。
事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
出典:メルカリ
垢BANのリスクだけではなく、最悪の場合捕まることもあるので絶対に販売してはいけません。
本物かどうか見分けがつかないものは仕入れしないようにしましょう。
NG商品を知らずに販売した場合どうなるの?
日本の法律では、知らなかったからと言って許されるものではありません。
商品ページの削除や垢BANで終わればまだいいですが、場合によっては逮捕されてしまうと言うことにもなりかねません。
韓国で仕入れをする前に、法律で禁止されいてるNG商品をしっかりと把握し、問題がない商品を仕入れていきましょう。
韓国物販仕入れNG商品まとめ
最後に韓国物販において仕入れがNGな商品をまとめると
①食品衛生法上の食品・・・食料品全般、タンブラーやコップ、6歳未満児用のおもちゃ
②薬機法に抵触する商品・・・薬品全般、化粧品、サプリメント
③韓国で販売されているコンバース
④ブランドのコピー商品
垢BANだけではなく、最悪の場合逮捕されることもあるので、事前に知識を身につけリスクがある商品の仕入れは避けましょう。